感想とか

観たもの聴いたものをアウトプット

あたっく

あたっくNo.1を観たネタバレなしのとりあえずの感想




一公演ごとにみなさん進化しているなと感じていて、特に初舞台のお二人の成長は目覚しいなと思います。
初日は若手全員かなり緊張していたよう見えたのですが、二日目からは余計な力が抜けて自然に演技しているように見えました。



当たり前ですが回ごとに笑いが起きる箇所、大きさ、まったく違いますね。
二日目マチネだったかな、「嫉妬した?」がお客さんの笑い声と被ってしまった時があって、あれはすこし歯がゆかったなあ。
演じる側はいつも気を使わなければならず改めて舞台の繊細さ、役者さんの苦労を感じます。


個人的に、小説版は舞台を見た後で読むのが良いかと思います。
私はあたっくは今回が初めてで、小説を先に読んだのですが、
舞台中「あのシーンはないのかあ」「あの人物の背景もう少しやって欲しかったなあ」と 余計な考えが出てしまったので、舞台を観てからの補完という位置付けが良いのかなと。
勿論小説版から読んで、舞台を観て、もう一度読む小説にも新たな発見がたくさんありました。


舞台を観て、小説版を読んでいない方には是非小説版をオススメしたいです。
各登場人物のパーソナルな部分が深く掘り下げられているので、一人一人の好感度がなおさら上がるかと思います。


この演目はさすがに何度も上演されているだけあって、完成された構成と毎回お客さんに最高のもの届けようとする細やかな演出、役者さんたちの体当たりの演技で楽しく観劇させていただきました。